2026.7.16(木) きちんと傷つくこと

フレンチトースト・傷つくこと・お知らせ
石川優実 2026.07.16
誰でも

こんにちは。石川優実です。

フレンチトースト好き

こないだ菱山さんとモーニングでフレンチトーストを食べた話を書いたと思うのだけど、家でも作ってみた。フレンチトースト、小さい時から好きだったな〜。

牛乳がなかったのでお水を少し入れて作るレシピにしたけど全然美味しかった。むしろ私は牛乳入れないほうが好きかもな?

きちんと傷つくこと

トラウマ治療をしながら社会的な活動をして生きていると、「傷ついた時にきちんと傷つく」というのは難しいことなんだな、と思う。

以前も書いたことなのだけど、私がカウンセリングを受けている心理士の先生に教えてもらったこと。

人はきちんと傷つくことができなかったり、人に話せなかったり、そういうことがトラウマ化しやすいらしい。

性暴力のPTSD発症率は他のトラウマ的な出来事(震災や事故など)と比べて高いのだけど、それは被害後に安心して傷つくことができなかったから、というのが大きな要因だと思っている。

クラファンページにも使っている図

クラファンページにも使っている図

性暴力被害など、女性差別がその根底にあるようなことで何かしらショックを受けた時、「自分は今ショックを受けた」ということを自覚することが難しいと感じる。

「自分が傷ついた」と自分が感じる前に、「なんでそんなとこ行ったの?」とか、「でも自分で選んだんでしょ?」とか、「なんで断らなかったの?」とか、「あなたにも責任が」とか、「そんなことで?」とか、そういう言葉が社会にはたくさん溢れていて、実際に直接的に言われることもあって、自分自身の中にもそういうことを言ってくる自分がいつもいて、そういう「声」たちが、傷つくということを許してくれない。

でも本来、自分が傷ついたことやショックだったということと、その責任や原因を問う話は全く別の話のはずだ。

もちろん、それが本当に自己責任なのか?主体的な選択なのか?というところもしっかりと検証しなければならないし、全部が自己責任なんてこと世の中にあるかいね?とも思う。

が、例え100歩譲ってそれが自己責任だったのだとしても、自分の主体的な選択だったとしても、人はショックを受けたらその都度傷ついていいのだと思う。

断れなかった性行為を行った後に傷ついてもいいし、自分で選んだ人から暴力を振るわれても傷ついていい。悲しんでいい。ショックを受けていい。

「勝手に心の中で傷ついておけ」という人がいるかもしれない。けど、最初に書いた通り、人に話せなかったことはトラウマ化しやすいのなら、傷ついたことをそのまま共有すること(それは時にSNSでもある) はとても大切なことだと思う。

そして女性たちの「共感だけがほしいお喋り」と揶揄されるようなものは、自覚なく自分たちのトラウマを癒すためのセルフケアとして編み出された最強のツールなのかもしれない。

自分が傷ついたことを自覚することは、確かに痛みを伴います。実際胸が締め付けられたり、涙が出たり、呼吸が浅くなったりなど、身体的な苦しい反応が出ることもありますよね。それもあって、避けたいという無意識な感覚から麻痺させようとする。

確かにその瞬間はその方が今を生きるためにはいい場合もある。だけどそれがずっと続いていくと、消化されなかった気持ちがたまりにたまって、様々な神経の不調を及ぼします。

大なり小なり、多くの人は人生の中でトラウマ的な出来事を体験する、と言います。確かにPTSDなどの診断基準は「生死に関わるようなこと」ではありますが、現在はその基準でない出来事でもPTSDの症状が出ることもあるということを、よくトラウマの研究者の発言で見かけます。(研究者によって分かれるところではあると思う)

私は確かにしっかり診断がついた状態だけど、2023年までは同じような状態であったのに「健常者」という枠の人間だったわけで、この辺ってめちゃくちゃグラデーションだと思います。

トラウマ治療を始めて、自分が傷つくのを回避し続けているんだと自覚して、やっと少しずつ「でもこうしないとダメだから」「でも自分がこういう選択をしたからだ」といういろんな声で覆い隠そうとする前に、一旦立ち止まって「自分は今これに傷ついているんだな」と想いを寄せることができるようになってきました。できない時もあるけど、気がつけることが増えてきた。

最近私は、そういう時の反応が以前より強く出るようになったと思う。フラッシュバックが起きたらわーわー泣くこともあるし、取り乱してしまう。希死念慮も来る時はなんかすごく強いし、側から見たら悪化しているように見えるかもしれないと思う。

でも、本人からすると今の方が「生きているんだ」という感覚が伴っていて、以前の方が良かったとは到底思えない。心がぐっちゃぐちゃに動いて、全身の神経がワッとざわめいて一瞬にしてエネルギーが発動する感じ。そしてそれを自分自身が自覚しているということ。これはきっと私が今ある出来事にすぐに反応できるようになった、少しずつ人間らしさを取り戻している証拠なんだと、結構嬉しくなる。

心の奥底で深く傷ついているのに、それに反応すること、泣いたりパニックになったり苦しんだりできなかった時の自分の方が、一見「大丈夫な人」だっただろう。

でも実際のところトラウマ治療というのは本当に複雑で、見えている部分が平気そうだから良くなっているとか、見るからにパニックを起こすから大丈夫ではない、なんていう単純な判断ができるものではないと思う。

トラウマについて学ぶ中で、「セルフコンパッション」という大切なものを学んだ。大切な友人に接するように、自分自身にも優しく労わるというのがこのセルフコンパッションの基本的な考え方。

友人がもしショックなことがあって傷ついていたら、とにかく話を聞くし美味しいご飯を食べようと誘ったり、ゆっくり休んで欲しいと思うし伝えるし、労りの言葉と態度を示すと思う。実際そうしてきたことが多かった。

が、それが自分自身になると、傷ついた話を聞く前に「いやいやそんなん自分のせいじゃん」とか、「あーしたらこーしたら」とか、「ごちゃごちゃ言ってないで早く復活しろ」とか、そういう全然優しくない言葉で解決思考になってしまう。これを友人にやるか?と言われたら絶対にやらないのに。

自分に対して優しくするというのは、なかなか難しいことなんだと思います。だから日々の練習が必要。そよふわハウスでは、そういったワークショップも行っていく予定です。

公園でchillライブ延期開催決定

台風で延期になっていたライブの開催日が決まりました!前回予約してくださっていた皆様、ご迷惑おかけしてすみません。ぜひまたご予約をお待ちしております!

予約のメールアドレス expression4activism@gmail.com またはインスタなどのDMで。

「江古田でchill

日時:8月8日(土)
13時半オープン 14時スタート
場所:江古田ギャラリー古藤
出演 石川優実、ババカヲルコ   (宮澤もえみは今回はお休み🥤)

応援チケット 4000円
通常チケット 3000円
大変チケット 1500円

☕いずれもワンドリンク込み

ご予約はメール、各種DMで受付中

メールはこちらに
expression4activism@gmail.com

DMはインスタにもらえると嬉しいです!ご予約のお名前とどの種類のチケットか教えてね。

精神科医の清水加奈子先生から応援メッセージをいただきました!

昨年末に発売した「私が私を取り戻すまで 性暴力被害のその後を生きる(新日本出版社)」で巻末に寄稿してくださった清水加奈子先生。

今回のクラウドファンディングに応援メッセージをくださいました

清水先生に寄稿してもらった文章、今も読み返すんですが、その度に自分に刺さる言葉が違うんですよね。多分私の回復のフェーズによってなんだと思う。最初もらった時はあんまりピンと来なかったことが、今読むと「そういうことかああああ」みたいになったりと。笑

本の時から今まで本当に、いつも温かい励ましをくださってとても心強いのです。清水加奈子先生、ありがとうございました。

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私は精神科医として、人に言うことが憚られるような傷つきを一人きりで抱えてきた人たちにお会いしてきました。いまだに暴力の場から逃げられない人、SOSを出せない人もいると思います。

でも、「そよふわハウス」の存在を通して、世の中に一人きりではないこと、何とかしたい、助け合いたいと思っている人がいること、を知って欲しいと思います。

石川さんの決して楽ではなかった道のりが、このような素敵な形となって社会に開いていることを知り、私はとても勇気づけられましたし、きっとたくさんの人の力の源になっていくことでしょう。

この大切な場がぜひ、優しく育まれて行って欲しいと思います。今後の活動を応援しています。

清水加奈子(精神科医)

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トラウマを抱える女性を支えるピアスペース「そよふわハウス」を存続&法人化させたい!

ただいま43%達成、1,300,000円、150名もの方にご支援いただきました!

残り20日、8/5まで目標の300万円を目指して頑張ります。孤立を感じている人が、ふらっと行こっかなと思える居場所づくりを頑張ります。

どうぞ応援をよろしくお願いいたします。

今日褒め・3goodthings

  • 免許更新きた

  • 歯医者さん予約した

  • 早起きできた

最後までお読みいただきありがとうございました。

石川優実

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